私たちは毎日十数名のお客様をお乗せします
そして、沢山のお客さんとコミュニケーションをとり、中には自分の知り得ない情報も多々耳に入ることもあります。
つまり、タクシー運転手は営業マンでありながら、情報通としてのスキルも身に付き、道のプロであるとともに、町の情勢も詳しくなっていくんですね。
例えば
『あそこのコンビニ潰れちゃったの?』
というお客様の問いに。
『残念ですよね。でも、あそこは人の通りがあまり無く、せいぜい近隣の人しか利用しなかったんじゃないでしょうか?』
と即答ができます。
少し話がそれますが
もし、地域でお店を展開しようと思うのなら、一度タクシー運転手に聞いた方が、ある意味リアリティーがあり、“リスク回避”にもつながり参考にもなります。
新しくお店を作るなら立地条件の良い場所を選べ!でもどうすれば?それならタクシー運転手に聞いてみよう!
ですので、知らない土地でお店を開こうと思う業者さんは、タクシー運転手から情報収集すると、手っ取り早く情報が集まりますので、聞き取り調査をしてみてはいかがでしょうか?(笑)
もう1つ例をあげます。
(京都での話)
『うちの子供がアレルギーなのですが、この辺りに良い病院はありませんか?』
というお母さんに対して
『それなら下鴨神社近くにある鈴木診療所はどうでしょうか?あそこなら有名ですよ』
『え、そうなんですか!!ありがとうございます!今度行ってみます!』
こちらのお母さんの心理は、タクシー運転手だから知っているのでは?と思って聞いた訳です。
地域の情報屋ですからね。
その後お客様は、これが縁で、タクシーを呼ぶときは、このタクシー運転手をご贔屓にするようになりました
このように、お客様の為になる情報を無償で提供することが、商いの基本だと私は思っています。
お客様の悩みは、あなたの情報で人助けになることもある
私たちは、いつも情報というアンテナを張り巡らせ
情報通のタクシー営業マンを常に意識し目指していかなくてはなりません。
究極的には
【お客様の為に良いことをする】
これが最強のタクシー営業マンだと思います!
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