お客さんから
『運転手さん、急いでるから飛ばして!!』
と、1度でも言われたことがありますか?
そのときどうされましたか?
言われたまま飛ばしますか?
相手にせず、安全運転を心掛けますか?
もし、お客様の言う通り、制限速度を越えスピードを出したとします。運悪く警察に捕まったら当然運転手の責任になります。
『お客様が飛ばせと言ったから!』って言い訳したところで、運転していたのはあなたなのですから、責任から逃れることが出来ません!
というか、警察に捕まるだけならまだマシです。
どういう事かと言うと
制限速度をはるかに超えて走るということは、すなわち大事故を起こす確率がグーンと上がる。
下手をすれば当然……
死にます。
では反対に
お客様の言うことを聞かず、マイペースで走るとどうなるのか?
以前私がいたあるタクシー会社ではこう教えられました。
『口ではハイハイと言いつつも、安全運転を心掛けなさい!』
はい、その通りなのですが、お客さんによって
苦情が出る可能性があります
でも、それでいいのです。
そもそも、急がなくてはならない状態に作りあげたのはお客様本人。私には全く関係がありませんから!
お客さまが『スピードを出せ!』って言ったからって、真面目にスピードを出して警察に捕まったり、事故を起こしてもお客様は知らんぷりです。
お客様は勝手なものなのですよ?
だから、お客様の言うことを気かず苦情が出てもいいんです。
私たちは安全運転にお客様をお送りすることが仕事なんですから!
交通事故を起こさないタクシードライバー。これこそがプロのタクシードライバーなんですよ。
と言うのが基本的な考え方。
中には異例なお仕事もある!
私はタクシードライバーであるまえに感情を持ち合わせた人間です。
経験上ですが、『飛ばして!』というお客様に限って偉そうに言ってきます。
タクシー運転手は下僕ではない!!。
しかし中には、親が危篤や奥さんが出産間近など、身にの重大な事情があると、私は心が揺れ動きます!
違反ギリギリのところまで飛ばします!
(若干超えるかも……)
【仕事に遅れたからタクシーを飛ばしてください】
とは訳が違がうんですよ。
むしろ、これで捕まったとしまっても本望
身内に関する出来事は、いち早く駆け付けたいものですよ!
助けてあげたいじゃないですか?そう思いませんか?
私だけかもしれませんが、こういう仕事こそ
【達成感・充実】の度合いが違うんです。
勝手都合のお客様の言いなりになるのは虚無感が残る。
逆に身内関連でタクシーを飛ばし、なんとか間に合ったときなんかは、心がほっこりする。
この時ばかりはタクシー冥利に尽きるというものです。
まあ、今回は運転手それぞれの考え方があるでしょうけどね…。
【おすすめ記事】
⇒はじまりの接客で印象を良くさせる方法
コメント