子供が中学3年生になると、いよいよ高校受験について意識をし始めるかと思います。
その時、こう思ったのではないでしょうか?
●塾っていつからいけばいいのだろう? 今から間に合うだろうか?
●枚方には塾が沢山あるけど、どの塾にいけばいいのだろう?
子供がまだ1、2年生のとき『いつかは塾に行かせなあかんな』と、おぼろげに考えていても、いざその時が来てみると、急に慌て出すもの。
そこで今回は、塾にはいつから通えばよいか。そして、どの塾を選べばよいのかについて実体験をもとに書いてみたいと思います。
※必ずこれが正解というわけではありません。参考にしていただければ幸いです。
高校受験のための塾はいつからいけばよいのか?
結論から言いますと
塾に行かせようと思ったときにいかせる!
です。
少しでも偏差値の高い高校に行かせようと思うなら、すぐにでも行かせるべきです。
ご存知かと思いますが、内申点を1点でも多く取るためです。そう、高校受験の戦いは、中学1年生から始まっているのです。
その理由はこちら↓
【大阪府版】高校受験に影響する内申点の計算方法と倍率タイプについて詳しく書いてみた
塾に行かせるタイミングは各家庭で様々ですので、もし以下のように不安を感じたら、すぐにでも塾に行かすのが得策かと思います。
●授業の内容に少しついていけてない節がある(全くではない)
●定期テスト、実力テストの点数が伸びない。毎回同じような点数 ●内申点で3が多く4や5が少ない ●得意な科目は一応あるが、なんか中途半端 ●目標にしている高校に届きそうにない(ような気がする) ●家で全く勉強をしない。言ってもしない。それどころかゲームやスマホをいじってる時間の方が長い |
ぱっと見た感じ分かると思いますが、もう少しレベルを上げたい、もしくは個人では限界だと感じたときが塾に行かす目安かと思います。
子供を塾に行かせる必要性。結果はどうなったか?
上記の例は、自分の子供に感じた実際の不安要素であり、塾に行かせようと思った理由です。
実のところ当初は、子供に塾に行かせる予定はありませんでした。
もちろん、ほんのりと塾に行かせるかどうか考えてはいました。結局、あれよあれよと時間が無駄に過ぎていった感じですね。
最終的には成績が頭打ちしたことと、やはり希望校に落ちるのが怖かったので、3年の途中からですが塾に行かせるようにしました。
さて、入塾させて結果的はどうなったのか?
上記の不安点の答えを書いてみます。
授業の内容に少しついていけてない節がある(全くではない)
全く授業について行けていないわけではなく、多少理解はしているレベルでした。
だけど、なぜか点数に反映されてない状態です。
結果としては、塾に行くことで以前よりも理解が深まった感じです。
どれだけ深まったのかは分かりませんが、自身がついたようには思えます。
今まで、もやっとしていた勉強方法が、塾に行くことで勉強のやり方が分かるようになったそうです。
これは大きな成果ではないでしょうか。
定期テスト、実力テストの点数が伸びない。毎回同じような点数
勉強方法が分からない。
わからないから集中が途切れ、問題に対してうやむやになっていた。
さらに、分かる範囲でしか勉強しなくなるので当然点数は上がりません。
塾に行きだしてからは、今まで分からなかった問題もちゃんと教えてくれるので、解ける範囲が増え、定期テストや実力テストの点数もアップしました。
当然、問題が解けるようになるということは、集中力もアップしています。
何よりも、問題が解ける楽しさを得た事は大きな成長ではないでしょうか!
内申点で3が多く4や5が少ない
内申点の評価基準は詳しくは分かりませんが、授業態度や提出物、テストの点数が主な基準点かと思います。
授業態度や提出物は何とかなりますが、やはりテストの点数が大きな壁となります。
上記のように
●勉強方法が分からない
●問題に対してうやむやになり、テストの点数も頭打ちとなる
↓
内申点も4が少なく5はほぼ無い状態。
1年生から3年生の前半においてはこの傾向にありましたが、塾に行きだしてからは平均が4以上になりました(5はちらほら)。
内申点が上がると、子供のモチベーションがアップ。勉強に対してやる気が向上しました。
次は、今回よりも平均点を上げるぞ!という感じです。
得意な科目は一応あるが、なんか中途半端
勉強が好き、得意な子は全教科において高得点を叩き出します。もちろん、物凄い努力をする子もこの中に入ります。
しかしうちの子みたいに、不得意な科目があり、科目によっては点数に差が生まれる子もいるかと思います。
苦手な科目も努力することは大前提ではありますが、どうにもならないこともあります。
これは塾に行きだしても変わりありませんでした。
が、『得意な科目を伸ばしましょう』と塾側の戦略を取り入れ、定期テストにおいて得意な科目は90点台以上をキープすることに成功しました(最高98点)。
これにより総合点は上がり、内申点に関しても得意な科目は5を取れました。
嬉しい誤算としては苦手な科目も軒並みアップしました(10点〜20点アップ)。
もし塾に行っていなかったら、定期テストなどの点数は頭打ち、内申点の平均値も上がることもなかったでしょう。
目標にしている高校に届きそうにない(ような気がする)
子供か中学3年生になると、どこの高校を目指すのか決めなくてはなりません。とても慌ただしくなります。
何校かの見学会や説明会に行くことにより、目標とする高校が決まります(数校の場合もある)。そして、その高校が自分のレベルにあっているか気になり始めます。
うちの場合、子供のレベルが目標としている高校に到達しているのか微妙だったため、不安になり入塾させました。
塾では、模擬試験を定期的に受けさせられます。
その模擬試験では、自分の点数が目標としている高校のレベルに適しているかどうか、データーをもとに合格率が算出されます。
つまり現在の自分の立ち位置が分かる重要な試験です。結果により、高校のランクを上げるか下げるかの判断ができます。もっとも多くの子は『もっと頑張らないと』と、気合が入ることでしょう。
家で全く勉強をしない。言ってもしない。それどころかゲームやスマホをいじってる時間が長い
はい、うちの子ですね。
口では『後で勉強するって!』といいつつ、全く勉強をしません。もしくは、勉強の時間よりも、ゲームやスマホをしている時間の方が遥かに長い。
それを無理やり止めさすと反抗期を発動して、最悪親子喧嘩に発展します。
まあ、仕方ないですよね。
家にいる限り、自分の周りにはたくさんの誘惑があるわけですから······。
大人ですらその誘惑に打ち勝つのは難しいというのに、子供だとなおさらです。
目標の高校を行かせるためには、やはり親が率先して勉強する環境を作り出すことが大事かと思います。
余談ですが、うちの子供を塾に行かせる切っ掛けとなった理由として、上記の内容を含めもう一つあります。
それは周りの友達が塾に行きだしたからです。
これにより、親子ともども危機感を抱くようになりました。
始めは嫌そうでしたが、仲のいい友達がいるという事で、なんとか頑張って入塾する決意をしました。
で、塾へ行かせた成果は?
無事に第一志望の高校に合格することが出来ました!
さらに、レベルを少し落とした滑り止めの私立は、成績上位の特待生をいただきました!
沢山ある塾のなかでどれを選べばよいのか?
結論から言いますと
実際、入塾してみないと分からない。
というのが答えです。
塾のレベルや先生の教え方、塾全体の雰囲気といったものは、実際に入ってみないとわからないからです。
もっとも、近くに経験者や塾に詳しい人がいれば別ですが。
ですのでここでは、私の経験をもとにどのようにして塾を選んたか書いてみたいと思います。
上記にも書きましたように、成績が頭打ちになったあたりから塾を探し始めました。
それは、中学3年生の夏休みが終わったあたりからです。
さっそくネットで枚方市駅界隈の塾を調べてみたところ
『······?』
沢山ありすぎて、どの塾に行けばよいのか全く分かりませんでした。超近場の塾ですら4、5件あるくらいです。
そんな沢山ある中から
・成績を上げてくれるところ
・塾代があまり高くないところ
・塾の雰囲気がいいところ
・先生の教え方が上手なところ
など、自分の求める塾を探していたのですが、はっきり言ってそういう所を見つけ出すのは不可能にちかいです。
また、ネットで塾の事を調べてもいまいちピンとこないですし、塾代も似たりよったりで決定にはいたりませんでした。
上記にも書いたとおり、一番良いのは知り合いからの口コミがあれば参考になると思うのですが、その肝心の知り合いが0だという事実。
結局、私が取った策は下記の通りです。
枚方市にある塾の探し方と親子の優先度
結局のところ、ネット中心に塾のことを調べても限界があります。
そこで、私個人が塾の選び方として、どのような点を押さえたか、またどれを優先したのかについて書いてみます。
●家から近い塾であること(徒歩、もしくは自転車で数分で行ける距離)
●あまり知られていない塾よりも、多少なりとも知名度のある塾であること ●ホームページをみて直感的にいいと思った塾であること ●ネットの口コミも一応目を通す ●実際にその塾に行って外観を確認する ●その塾に仲の良い友達がいるのか |
これらについてもう少し詳しく書いてみます。
※優先度は私個人の考えです。
家から近い塾であること
優先度:★★★★★
この考え方は、各家庭によって様々だと思いますが、家から近い塾であることは個人的に大前提でした。
もちろん、最近の塾では送迎バスを出しているところもありますが、やはり家から近いほうが、精神的に負担が少ないと考えたからです。
なぜかというと
・うちは共働きなので送迎ができない
・夜の塾からの帰りは安全面を考慮し近い所を選んだ
・3年生の塾のスケジュールは結構過密なので、ゆとりが欲しかった
・近い塾だと、知り合いが多くいるので子供的にストレスが少ないと思った
・さらに、仲のいい友達がいたのは色んな面でプラスになると思った
他にも細かい点はありますが、理由としてはこのような感じです。
仲のいい友達がいたという点で思うところがあるかもしれませんが、その友達の人柄を知っているからこそこの判断にしました。
結果的に、その友達と切磋琢磨しお互いが目標の高校に合格しました。
しかも、友情が深まったというのも加点ではないでしょうか!
あまり知られていない塾よりも、多少なりとも知名度のある塾であること
優先度:★★★☆☆
知名度のある塾、もしくは有名な塾はひとまずおさえておきたいです。
有名な塾ほど質の高い先生が沢山おられるイメージ(確率が高い)があるからです。
ただし、塾が有名であれば有名なほど、塾のレベルが高く、そして意識の高い生徒が多そうなので、授業について行けるかどうかという不安は多少あります(もっともクラス分けしているでしょうが······)。
一応語弊がないように書いておきますが、あまり知られていない塾であっても、質の高い先生がおられることも確かです。
ホームページをみて直感的にいいと思った塾であること
優先度:★★☆☆☆
そこそこ知名度のある塾ならホームページを作っています。有名な塾ほどきれいなホームページをつくり、上手くアピールされています。
どこの塾でもそうですが、塾の良いところだけしか載せていませんので、あまり参考にはならないかもしれません。
例えば
・◯◯高校合格率No.1
・定期テスト平均◯◯点以上
・春期◯月授業料無料
など。
ですので個人的に塾のホームページを見るなら
・その塾は家から近いところにあるのか
・授業料はいくらなのか
・雰囲気的についていけそうか
を私は見ました。
ネットの口コミも一応目を通す
優先度:★★☆☆☆
グーグルの検索で【枚方市 塾】
と入力すると、上記のようなマップと塾の一覧が出てきます。1番上に表示されなければ、下の方に表示されていますので画面を下げてください。
ここでは、塾の評価や口コミなどが見られますので、参考になるかと思います。
書かれている情報は全て鵜呑みにはしませんが、個人的には口コミが多く評価の高い塾はチェックします。
パッと見た感じだと
KEC個別指導塾メビウス
が口コミが多く評価が高いですね。
実際にその塾に行って外観や行き方などを確認する
優先度:★★★☆☆
狙っている塾は一度見に行くようにしましょう。
そこには色んな情報があります。
例えば、塾の壁や窓などに
◯◯高校◯人合格(塾単位)
◯月授業料無料
無料体験実施中
英検◯級合格者◯人
と、ホームページにはのっていない細かな情報が貼られていたりします。また、塾のパンフレットなども置かれているので、塾の詳細を知ることが出来ます。
その他では、もし家から一人で塾に通う場合、無理のない距離か、行き方はどうするかなど、あらかじめ下見をするようにしておきましょう。
その塾に仲の良い友達がいるか
優先度:★★★★☆
これについては意見の分かれるところかと思います。
というのも、お互いが足の引っ張り合いする可能性があるからです。その場合、その仲のいい友達がどんな子なのか、あらかじめ子供に聞いてから入塾させたほうがいいです。
逆にそういう友達ではなく、本気で進学を考え勉学に励んでいる子なら、ひとまずは大丈夫だと判断します。
判断する内容として
・誠実な子
・定期テストなどの点数がそれほど悪くないこと
・自分の子供と仲が良い事
・高校の見学会や説明会にいって(予定)おり、受験にに対して前向きな子
・目標にしている高校がある
私はこれらを子供から聞いて、同じ塾に通わせるようにしました。
結果どうなったか?
お互いが切磋琢磨することにより、目標の高校に合格しました。
偏差値もお互い似たようなレベルだったので、定期テストなどにおいてもいい刺激になったそうです。
そして、さらに友情が深まった感もあります(親目線)。
また、これが1番大きかったのですが、始め子供は塾を行くことを激しく拒んでいましたが、上記の友達と同じ塾を勧めることによって、渋々ですが前向きになり入塾しました。
友達効果が良い切っ掛けとなったわけです。
友達ありがとう〜。
塾にかかった塾代(料金)はいくら?
塾の料金は塾にもよりますが
最低でも月約3、4万円〜となります(5科目)。
さらに、〜(から)とついていますので、それ以上かかります。
うちの場合、3年生の二学期からの半年間だけ通ったのですが、総額約30万円掛かりました。
平均すると5万円!
つまり上記の基本料金(月額)に加え
・追加の教材費
・冬期講習
・模擬テスト など
がプラスされますので、結局3、4万円ではおさまりません。
中学1年生から塾に入ったわけではないので、具体的な金額は分かりませんが、恐らく高校受験が近づくにつれて、料金が上がっていくものと思われます。
結局、予想よりも予算がだいぶオーバーしました。
とはいえ、これも高校受験合格のための保険だと思い自分を納得させました(笑)
終わり
入塾するのか、しないのかは各家庭の判断によります。
ただ、一つだけ言えることは、内申点と学力を上げることは、つまりは進路先の選択肢を増やすことにつながります。
選択肢が多くあるということは、人生においてそれだけ可能性や将来性が増えるということもになります。
もちろん、内申点や学力を上げることが人生の全てだといいません。
しかし、そういった経験は、まだ中学生の子供に理解させることは難しいかもしれませんが、受験という形で実際に自分で選び進んでいくことに、大きな意義があるように私は思えます。
そういう経験をさせていくのもまた、親の務めではないでしょうか。
次におすすめする記事はこちら↓
【大阪府版】高校受験に影響する内申点の計算方法と倍率タイプについて詳しく書いてみた
内申点はかなり重要ですので、もう一度おさらいしておきましょう!
【おすすめ記事】
【大阪】枚方に行きたい高校が無い!?自分に合った高校が分からない人は読んでみて!
コメント