60才の親父が定年退職後に選んだ転職先がタクシードライバーだった件

働き方

私の勤めるタクシー会社に親父がやってきた!!(;゜∀゜)

まさか親子でタクシー運転手になるのか!?
そうなりゃ親子コラボですよ。

うれしいやら恥ずかしいやら。
いや······混乱していますwww

親父が私の会社で働くことになったわけですが、実は前職が調理師だったんですよ。なのに、どういう訳かタクシー運転手に。
まさに畑違い!

何十年と調理師一本で働いてきた親父ですが、今回異なるジャンルで働くということに、大きな不安があったとおもいます。そして悩んだと思います。

とはいえ、日々の生活があるので、もたもたと考えている暇なんて無かったようです。······いや、なんでよりにもよってタクシー運転手なんだ?

というわけで今回は、親父がタクシー運転手となって自立するまでの話を書いてみたいと思います。
これからタクシー運転手なろうという人にとっては、きっとためになる話かと思います。

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親父、タクシー免許取得への道のり

早期定年退職(60歳)をきに前職を引続き勤めることなく、タクシー運転手になろうとしている親父。

現在、親父は教習を終え一人で乗務しております。
とはいえ、ここまでたどり着くのにかなりの期間がかかりました(笑)

親父がうちの会社に転職してきて、まずはじめにしたこと。それは
二種免許の資格を取るため教習所へ(合宿)

みっちり7日間の合宿だったそうです。
※ちなみに私の場合(別の会社で取得)は、地元のタクシー教習所で2週間学びました。

たった7日間の合宿だったのですが、ホームシックにかかったそうです(笑) お子ちゃまかな?
しかも、規則正しい生活だったそうで、帰って来たときにはだいぶスリムになっていましたw まさに一石二鳥です。

ところで合宿のメリットとしては
短期間で二種免許が取得できるということです。
早く働きたい人にとっては合宿は最善策ですね!

とはいえ、担当の教官がハズレ?だったようで、教え方がとても厳しかったようです(^_^;) それでだいぶへこんだようですが······。
まさか65歳にもなって他人から怒られるということが、そうそうないですからね。

まあしかし、これからお客様の命を預かって運転するわけですから、多少教官が怖かったとしても我慢しないといけませんね!

中には酷い物言いをする教官もおられたそうですが······。 それについては教習場側が見直すべきだとおもいますが。

合宿(教習所)では、交通法規や安全運転などについて勉強し、実技では高度なドライビングテクニックを学んでいきます。

実技に関してはさほど難しく感じなかったようですが、筆記がとてつもなく難所だったと言っていました。

いろんな人の話を聞くところによると
私が二種免許取った10年前と今とでは、教習内容が変わっているようで、多少難しくなっているようです。

さらに親父曰く
『年を取ると記憶力がなくなるからなぁ』
とも。これは他の人も言っていました。

もしそうだとしたら、筆記は若い人が有利なのかもしれません。

どちらにしても、教習所(合宿)で筆記と実技をクリアしなことには卒業をさせてくれませんので、頑張るしかありません。

とはいえ、成績がトータル的に相当悪くないかぎりは普通に卒業させてくれるようなので、深く悩む必要はないかと思います

筆記に関してうまくいかない(不合格)人の原因の多くは、テストを甘くみていた(これ私)勉強が足りていないのが原因です。

つまり、テスト問題集を何度も何度繰り返す事が大事です。むしろ、これしか方法がないです。そもそも、テスト問題集を1回だけやっただけで合格するなんて甘いですよ?

親父、試験前に思わぬ難関である深視力で引っ掛かる?

規定の7日間を終え卒業した親父。

いよいよ試験場での筆記試験です。

教習所では筆記試験二だいぶ苦労したため、試験前は相当不安だったようです。

ところがその前に思わぬ難敵が!

それは
視力検査

実は普通の視力検査に加え、二種免許には深視力というものが追加されます。

深視力とは遠近力が有るかどうかを調べる検査です。

深視力とは


まず測定する大きな箱があり、その中を覗き込みます。
前方には、三本の黒い棒が横一列に並んでいます。
真ん中の棒だけが手前や奥にへと移動します。
真ん中の棒が両隣りの二本の棒と列んだ時、備え付けのスイッチを押す。
うまく横並びに並べば合格(僅差でもOK)。
並ばなかったらやり直し。

というもの。

実は親父、これがなかなかうまく出来ず試験官に散々罵声を浴びせられ、かなりへこんでしまったようです。

ほんとお役所的というか、人情味の微塵もないんですよねぇ。

おそらくこういう人は、きっと税金で飯を食べさせて頂いているという感覚がないんでしょう。

もちろん二種免許ですから仕方ありませんが
しかし、こういう人達の言い方って民間企業だと苦情ものだと思うんですよね。

······とまあ、熱くなりましたが、何にせよ深視力は避けて通れません。実は僕も深視力は苦手なんです……。

ところで視力検査は不合格になると再度受け直さなくてはいけません。しかも、翌日に持ち越しだとか。はっきり言って超面倒くさいです!

翌日2回目の結果は…。
まさかの不合格……。
え!? ですよね?

もうなんやねんと言うレベル。
毎朝、1時間以上かけ試験場にやって来ては、ものの数分で門前払いとか。ありえない。

そもそも、学科試験ならともかく、視力検査が1回でもだめなら翌日っておかしくないか?

せめて筆記試験だけでも受けさせたらいいのにって思う。ほんと融通がきかないですね。

これではいつまでたっても合格できないと思った親父は眼鏡屋さんへ行って検査をしてもらい、そして眼鏡を購入。

するとあっさり合格。
どうやら視力が弱かったようです。
具体的言うと、視力は弱くはないのですが、深視力が弱かったそうです。そういうパターンもあるんですね。

思わぬ難関だった深視力が終わり、いよいよ筆記試験!

さらなる難関!筆記試験。受けた回数が······

結果は……

不合格。

3点がとどかなかったようで、かなりショックをうけていました。

最終的に筆記試験は8回目で合格したようです。8回ですよ。

これ、多いと思いますか?

実は人によって【これが平均】と言う人もいれば、いや【4~5回が平均】と言う人がおられます。

まあ少なくとも1発というのは難しいのかもしれませんね(^_^;)
ちなみに私は1回落ちました。

第二種免許完全合格問題集 一発攻略! [ 長信一 ]

結局、問題集を何度も繰り返して解くことが、合格への早道なんですよね。

親父、二種免許取得に掛かった費用と金額はいくらだったか?

二種免許で掛かった費用は

教習所代(合宿)
16万円

生活費・食費
2~3万円

交通費
万円

試験代(8回分)
3~4万円

総額およそ
24万円

※教習所代や交通費は、タクシー会社が基本負担するのが普通ですでご安心ください。

しかし、中には負担してくれない会社もありますので、あらかじめ会社と契約する前には必ず確認しておきましょう!

というのも、うちの会社では55才までなら会社が負担してくれるのですが、それ以上の年齢だと自己負担になるルールがあったそうです。

うちの親父は60才でしたから自己負担となったわけです。ケチですね。

もちろん、うちの親父は理解しての入社でしたが、これからタクシー運転手になろうと思う人は必ず確認してくださいね。

そんな感じで、タクシー会社に転職し二種免許取得した親父のストーリーを終わります!

【追記】1年後、親父はどうなったのか?

私が勤めている会社に就職してきてから1年が経ちました。今のところ頑張って続けております(笑)

この記事を読むかたでもしかすると

『さくやの親父どうなったんだろ?』

と気になっている方もおられることでしょう
(え? おもってない?)

で、入社したてのときに比べ、売上がどうなっているのか? そこんところが一番気になるのでは、ないでしょうか?

結論をいうと金額は公表できませんが、結果は
約50人中10位!
この順位で上下しています。

すごくないですか?

れっきとした上位組てすよ! 1年でですよ!

親父いわく
「いまだにコツが掴めんな」
と謙遜。いや、マジで言っているかも······。

とはいえ
二種免許を取得するまで色々あった親父が、一体どのようにして、上位組に入れたのか気になりませんか?

それは私のブログを読んで頂ければ多少分かるかと思いますが

簡単に書くとに
●常にお客様が集まるところで営業をしている
●イベントなどの情報を共有している
●限られた時間を目一杯使っている
●しっかりとお客様に営業をしている
ということです。

どうですか?

ざっと読むと
『当たり前の事を当たり前にする』
↑これが王道なんですよね。

ただ誤解のないように言っておきますが
親父には顧客がいませんし、休憩時間もガッツリ取っています。

そして、一度もあしきりを切ったこともありません。

20年以上働いている先輩の私から見ても、本当に親父は凄いと思う。
王道を愚直にこなし、人一倍努力する。

これが親父の働き方であり、上位に食い込むためのコツなんでしょう。

もし、これからタクシー会社に転職しようと思っている方の中には、【ちゃんと仕事をしていけるかどうか心配】だと不安になっているかもしれません。

だけど、うちの親父のように素人だったとしても、やるべきことをしっかりやっていれば、必ず売上はついてくるもの。

ほんとタクシードライバーって、夢のある職業だなと改めて思いました。

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