無数ある求人の中から、あれでもないこれでもないと言いもって、ようやくたどり着いた仕事が
タクシー運転手
そして
『タクシー運転手なら、自分に出来るかもしれない!』
そう思い始めているのではないでしょうか?
・車の運転が出来る→タクシーの運転も出来そう
・車の運転が苦ではない→続けられそう
だからこそ、タクシー運転手をやってみようと意識しはじめたのだと思います。
この気持ちと直感は、とても大事です!
しかしそうは思うものの、では実際のところどうすればタクシー運転手になれるのか?
という具体的なところは、恐らく分からないと思います。
例えば
・ニ種免許をどうやって取るのか? ・試験はどうやって受けるのか? ・教習所に行くのか? 費用はどうなのか? ・会社で研修などを行ってくれるの? |
と、このような疑問がわいてくるかと思います。
そこで今回は、ニ種免許の取り方から、一人で営業を始めるところまでの詳しい流れを、実体験を交えながら答えていきたいと思います
タクシー運転手になる前に、資格要件を満たしている?
その前に、このブログを読んでいる皆さんはほぼ、タクシー運転手としての資格要件を満たしているとは思いますが、念のために確認しておきましょう。
タクシー運転手の資格要件は次の項目とおりです。
・21歳以上であること
・他の第二種免許を現に受けている、または、大型第一種免許、中型第一種免許、準中型免許、普通第一種免許、大型特殊第一種免許のうちいずれかを通算して3年以上(免許停止期間を除く)(例外規定にあたる者は2年以上)現に受けていること
【引用先】ーWikipedia 第二種運転免許
ほとんどの人が資格要件を満たしていると思いますが、ギリギリという方は一応チェックしてください!
年齢は満たしているが、免許証の保持期間が足りない方は要注意です!
要件を満たしている方は、さっそく本題に入りましょう。
タクシー運転手のなり方。ニ種免許の取得から一人で営業するまでの流れ
初めてタクシー運転手になろうとしている方が、タクシー会社で面接をうけ、ニ種免許を取得し、一人で営業するまでの流れ。
①自分が働きたいと思っているタクシー会社に電話、もしくは応募する。
↓
②日取りが決まり会社で面接。
↓
③採用。決められて日に出社。ここでは、労働契約や教習所の案内などについて話を聞く。
↓
④教習所(もしくは合宿)に通う。卒業後は、試験場にて筆記試験を受ける。
↓
⑤会社で研修を受ける。研修の内容や期間は会社によって様々だが、およそ2日〜1週間行う
↓
⑥研修が終わると次からは一人営業
これらに要するに日数はおよそ
1ヶ月間
かかります。
それでは今からを順に説明していきます。
自分が働きたいと思っているタクシー会社に電話、もしくは応募する。
職業安定所や求人雑誌、もしくはタクシー運転手の紹介サイトから応募します。
最近では、専門スタッフが個人の希望(相談)に合わせて、タクシー会社を紹介してくれるサイトが一般的になってきています。しかも、契約が完了すれば、支度金がもらえますのでとても人気です。詳しくはこちら↓
入社祝い金・支度金を出しているタクシー会社の見つけ方!これを知らなかったら○○万円損をするかもしれません
日取りが決まり会社で面接
タクシー会社から面接日の連絡がありますので、当日は遅れずに行くようにしてください。
その時の注意点として
・服装はよれていたり、派手ではありませんか?
・ひげは剃りましたか? 頭はボサボサではありませんか?
・サンダルではなく、靴をはいていますか?
・筆記用具は用意しましたか?
・当日持っていく物、忘れ物はありませんか?(免許証や印鑑など)
【関連記事】
【タクシー転職】面接時の志望動機を考えてみた!それ、ウソに聞こえますよ?
採用。決められて日に出社。ここでは、労働契約や教習所の案内などの話を聞く
採用が決まると会社から連絡が入ります。
出社当日は、労働契約や教習所の案内、今後のスケジュールなどについて話し合います。
同時に、会社は教習所の手配をしますので、ニ種免許を取得するべく全力を尽くしてください。
【ここでポイント】
ニ種免許を取るための教習所の手配は会社がしてくれますが、その費用はどうなるのか?
基本的に、二種免許の取得は会社で取らせてもらえます。
ですので、自腹を切って取得をすることはありません。
稀にですが自腹という会社もありますので、あらかじめ確認はしておきましょう!
ただし、教習所にかかる費用は会社が負担してくれますが、交通費は個人負担となります(出してくれる会社があるかもしれませんが)。
教習所(もしくは合宿)に通う。卒業後は、試験場にて筆記試験を受ける
スケジュール通り、教習所に通います。
合宿の方は合宿先へ。
教習所に通う期間は、およそ2週間ほどでした(私の場合)。合宿は1週間ほどです。
教習場を卒業すると【実技】は免除されますので、試験場では筆記試験のみを受けます。
ちなみにわたしの時代は免除されませんでした(汗)
余談ですが、当時の実技試験は超難しく9回目で合格しました。本当にあの時は胃が痛かった。
⇒タクシー会社に入社後、二種免許(タクシー免許)試験で不合格!何回落ちるとアウトですか?
もう一度いいますが、今は教習所を卒業すると、実技試験は免除されます!うらやまし~。
ちなみに、うちの親父は合宿に行きました。
そのときの体験談です↓
⇒60才の親父が定年退職後に選んだ転職先がタクシードライバーだった件
会社で研修を受ける。研修の内容や期間は会社によって様々だが、およそ2日〜1週間行う
タクシー運転手としてようやくスタートラインに立ったあなたは、事実上今すぐにでも営業することができます。
ですが、何もわからない状態で、いきなり営業をしろと言われても到底無理がありますよね。
・ドアのあけ方
・メーターの操作
・無線の配車アプリの使い方
・日報の書き方
などなど、基本的な事が全くできません。
そういった不安を解消するため、各会社ではおよそ2日~1週間の期間をかけて研修を行います。
研修には業務内容の研修と側乗研修(教習)の2つがある
研修には2つの研修があります。
・タクシーメーターの操作の仕方や日報の書き方などといった業務内容の研修
・教官(もしくは班長やリーダー)を横に乗せて研修する側乗研修(教習)
があります。
業務内容の研修は何となくイメージがつくとおもいますが、側乗研修はちょっと分かりにくいですよね?
側乗研修は2つの研修内容があります。
・土地勘を覚えるため、教官を横に乗せて街のあちらこちらを走る
・教官を横に乗りつつも、実際にお客さんを乗せて走る実践形式
【業務内容の研修】と【側乗研修】の2つの研修を2日~1週間をかけ、その後本番へと挑みます。
ですので、しっかりと研修に取り組み、本番に活かしていきましょう!
余談ですが、昔は免許取得後、研修を行うことなく翌日からいきなり『営業に行ってこい!』と言われていたそうです。恐ろしいですね(笑)
【関連記事】
タクシー会社は新人社員に研修や講習を行ってくれるのか?また、営業テクニック的な事を教えてくれるのか?
研修が終わると次からは一人営業
研修が終わると翌日から一人での営業が始まります。
はい、物凄く緊張します。
だけど、この緊張感はとっても大事なんです。
なぜかというと、この緊張感はいづれ薄れ、人によっては横柄にっていく人が沢山おられるからです。接客業で典型的な駄目パターンです。
そうならないためにも、いつまでもこの緊張感を忘れないようにしてください。
と話はそれましたが······
一人営業が始まると、必ず訪れるだろう新人さんの試練。
それは
・お客さんを乗せる不安
・土地勘がさっぱりわからないという恐怖
【お客さんを乗せる不安】
いくら側乗研修をやったからと言って、一人でお客さんを乗せて走るのは初めてなので、もう不安でしかありません。
さらに車は密室、そこに知らない人を乗せて移動するわけですから、慣れてないと違和感でしかありませんよね。
だけど、他人を乗せて走る違和感はいずれ慣れてきます。
【土地勘がさっぱりわからないという恐怖】
ただでさえ、他人を乗せて走ることじたい違和感でしかないのに、それに付け加え知らない道を走るなんて、まさに狂気の沙汰です。
『もし、間違って走ってしまったらどうしよう?』
『これで合っているのかな?』
これらは、十数年つとめてきた今の私ですら稀にあるくらいです。新米の運転手なら、半端ない緊張感が押し寄せてくるでしょう。
0からのスタートなので緊張の連続だと思います。
でも、ここはグッとこらえて1ヶ月辛抱してください! すぐに慣れてきますから。
そう、これはみんな経験する登竜門なんです。
いつかきっと、いい思い出として笑い話のネタになりますから!
【関連記事】
⇒まったく土地勘がないけどタクシー運転手になれる?初心者なら『道がわからない』が普通です!
研修中はお給料がでるのか?
これ重要ですよね。
結論を言いますと
出ます!
最低賃金は出るはずです。実際、私が初めて勤めたタクシー会社はそうでしたし、今いるタクシー会社もお給料は出しています。
さらに、これは会社によるかもしれませんが、一人営業が始まってから1ヶ月間も、最低保証はあります。
ですので、この期間中にしっかりとタクシー営業の実力をつけていきましょう!
タクシー運転手が持っておきたいアイテム
いざ、タクシー営業をはじめるにしてもまず何を揃えたら良いのか? 新人さんには分からないと思います
もちろん入社時や研修中に必要な道具は会社から貰えます(もしくは貸与)が、実はそれでは不充分な場合があります。
例えば
・お釣り入れ(貰えるところもあります)
・革靴
・カッターシャツの予備
・人によってはカーナビも必要(貸与されるところもある)。
これら、あったら便利だというアイテムを一覧にしてもまとめてみました。
⇒新米のタクシードライバーが働く前にぜひ揃えておきたい必須アイテム(グッズ)13選!
のちに必要になる物もあると思いますので、一人営業が始まるまでに揃えておきましょう!
タクシー会社って怖い人が働いていますか?
タクシー運転手になるための流れは上記の内容で終わりですが、ここからは少し【心構え】のようなものを書いてみたいと思います。
タクシー運転手になろうと思ったとき、私がはじめに考えた事はこれ↓
『タクシー会社って、怖い人がいるのかなぁ······』
です。
わたし、本気で考えていましたから(笑)
きっとあなたも、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
実際は······。
意外と乗務員みんなが普通の人だったので、あの時いい意味で拍子抜けしたことを、いまでも覚えています(笑)
あなたと同じように、みんな元サラリーマンっていう人が多いです。
怖い人なんてまったくいませんでした。
居たとしてもきっと分からないと思います。
そもそも、そんな人は面接で落とされますけどね。
ですのでもし私のように【タクシー業界=怖い所】
と感じているならば、それは無用の心配ですのでご安心ください。
【心構え!】会社にいる鬱陶しい乗務員。!そんな奴はほっときましょう!
タクシー運転手の魅力といえば人間関係がないことです。
しかし、どのタクシー会社にも1人くらいは鬱陶しい輩がいるものです。
というか、タクシー業界にいる確率は普通の会社に比べて高いです(情けないことに)。
・先輩かぜをふかせたり
・自慢ばっかりしてくる奴
など。
基本、こういう馬鹿な人は周りから嫌われていますので、いちいち相手にせず、適当にあしらうようにして下さい! 半分無視しでもいいです!
無駄なパワーは、極力使わないようにしましょう!
どうせ働くなら支度金を出してくれる会社を選ぼう!
タクシー運転手になる流れが分かったら、次にすることは会社選びです。
そして、探し方は様々にあります。
・職業安定所(ハローワーク)
・雑誌や求人サイト
・タクシー運転手専門の紹介サイト
最近では、【タクシー運転手専門の紹介サイト】を利用する人が増えているそうです。
その理由としては
・親身になって、あなたに合ったタクシー会社を探してくれる
・入社祝い金(もしくは支度金)がもらえる
からです。
そもそも、タクシー業界に詳しい人が担当してくれるのはとても心強く、ポイントが高いですよね。
詳しくはこちらの記事にも書いていますので、気になる方はぜひ読んでみてください↓
入社祝い金・支度金を出しているタクシー会社の見つけ方!これを知らなかったら○○万円損をするかもしれません
今すぐどんなサイトか見てみたい人はこちら↓
転職を強力サポート!タクシー無料転職支援サービス【タクQ】
最後に
タクシー運転手になる方法(流れ)+心構えみたいなものは、だいたいこんな感じです。
はじめは不安で一杯だとおもいますが、それは一時だけ。あっという間に駆け抜けていきます。
つか、いまこうしてネタにしているくらいですから(笑)
一人立ちするまでの道のりが、人によってちょっと面倒くさく感じるかもしれません。
ですが、タクシーは人の命を預かる仕事。
そこは面倒くさがらず、一つ一つ丁寧に学び、業務に取り組んで頂きたいと思います!
ゴールはもうすぐそこです! 頑張ってください!!
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