じつは私、タクシードライバーになる前は軽い鬱病で引きこもりでした。
部屋に引きこもっては毎日ゲームばかりしていました。
当然、周りから
『仕事がみつかったか?』や『早く仕事を見つけてや』
などと、プレッシャーを掛けられ、その度嫌気がさしていました。
そんな私が、どのようにしてタクシー運転手になったのか?
今回はその事について書いてみたいと思います。
もし、鬱でなかなか社会へ復活出来ないという人の切っ掛けになれば幸いです。
鬱・ニートだった以前の私の葛藤劇
私はいつも職を探すべく職安へ通い、その帰りに求人雑誌を持って帰るのが日課でした。
そう、内心全くやる気が無かったのですが、私を取り巻く周りの人に対し、あたかも職探しをしているかのように装っていたのです。
やる気が無い、否、正確には
【0%やる気が無いのではなく、心の奥底ではやっぱりやらないといけないよな】
という思いは少なからずありました。
自分で言うのもなんですが、このように繊細かつ葛藤している自分に、誰一人理解しまたは共感してくれる人が、周りにいなかったので本当に辛かったです。
──それこそ身近な人でさえもそんな感じだったので、疎外感は半端なかった。
すぐに仕事を辞めてしまう人生だった
今はタクシーに乗っていますが、以前は工場のライン作業や飲食などおよそ10種類以上の仕事に携わってきました。
結局、仕事に馴染めずどれも数ヵ月で辞めてきました。対人関係が苦手では無いのですが、どうも、高圧的な上司に馴染めずそれを理由に辞めていったのが大半です。そういう上司ってどこにでもいますからね。
あとは、仕事と自分が合わなかったのもあります。
そういうことを繰り返しているうちに周りから
『なぜ、仕事をすぐ辞めるの?』
とよく言われるようになりました。
はっきり言って自分でもよくわかりません。
自分でも分からないので、当然誰にも伝わらないし理解もしてくれませんでした。
少し変な例えですが
お酒が飲める人からするとお酒が飲めない人の気持ちなんて分かりません。それどころか、「飲める練習をすればいつかは飲める」と言い張っては、全くこちらの気持ちに寄り添ってくれない。
仮に、理解した振りをする人もいるけど、結局それは奥底で理解していないんですよね。
だから時間が経つと······
「何回も飲む練習したら飲めるようになるって!俺もはじめはそうだったぜ?」
と、人権を無視した言い訳で丸め込もうとしてきます。
それと同じように、ニートや引きこもりで苦しんでいる人とそれらを理解しようとしない人達の間には深い溝があるので、いつまでたっても理解し合える日が訪れないのです。
ニートから脱出
引きもり・ニートであった私の気持ちの中で
「このままずっとひきこもっていたら、いつか生活が出来なくなる······」
という不安や恐怖が、津波のように押し寄せる時がありました。
働かなくては!!
しかし、立ちはだかる壁はあまりにも大きく乗り越えていく自信がない······。
「あぁ、なんかどうでもよくなってきた。このまま死んでしまおうか?」
と幾度と考えましたが、結局そんな勇気は自分にはありませんでした。
悶々と日々を過ごしていたある日、たまたま立ち寄ったコンビニ。働く意欲も無いくせに何気に求人雑誌を手に取って、ペラペラとページをめくっていくさなか、ふとあるページで手が止まったんです。
それがタクシー求人だったんです。
転職してはすぐに辞めていた私がタクシーに転職。ニート脱却へ
今までの事を思うとまさに奇跡です!
そもそも私が会社をすぐに辞めてしまう原因は
一口に会社組織に馴染めなかったからだったと今に思います。
つまり人間関係です(特に上司関連)。
しかし、この時思いました。
「これがなんとかなれば、自分はタクシーでやっていけるのではないか!?」
という確信と、支度金という魅力にひかれて。
早速私は求人に書かれた会社に連絡し、面接をへて入社。
そして今に至ります。タクシー会社は何社か変わりましたが、今もこの業界にずっと居続けています。
きっと、人間関係のないタクシー業界が自分にとって性に合っていたのでしょう。
裏を返せば長いことニート暮らししていた者にとって、タクシー運転手は再チャレンジしやすい業種だったのかもしれません。
もしあなたがいま、過去の私のように引きこもり、もしくはニートであって、少しでも「働かなくてはいけない」という小さな炎があるなら
タクシー運転手として再チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
1人でコツコツとする仕事なので、人間関係に疲れることはありません!
悩むことはありません! あなたならきっと乗り越えられるはずです!
タクシー運転手で人生を一発逆転ですよ!!
少し気になってきたらお次はこちら(*^^*)↓
タクシー運転手になるにはどうすればいい?初めての人でも分かるニ種免許の取り方!
最後に
これは余談ですが、タクシー業界で働く若いドライバーの中には、元引きこも・ニート・鬱だったという人が意外に多いです。
あなたもタクシーで頑張ってみませんか?
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